モーツァルト初期交響曲のつまらなさは異常(あくまで個人的見解)

私はモーツァルトの交響曲全集を6セットも持っています。カール・ベーム、ネヴィル・マリナー、チャールズ・マッケラス、クリストファー・ホグウッド、トレヴァー・ピノック、ヤープ・テル・リンデンの全集です。情けない告白ですが、私はどの全集も全部聴いておりません。だってモーツァルトの交響曲って初期の、とりわけケッヘル番号フタケタあたりのガキだったころの曲がつまらなすぎるんだもの~!!確かにねー5歳で初めて作曲やって8歳で交響曲つくって12歳でオペラつくったというのはすごいと思うんですよ。でもね、モーツァルトほどの人でも10歳にもならんうちからフィガロや魔笛やジュピターみたいな曲をつくってたわけじゃないですよ。5歳で作曲やったとかいう話はギネスブック的な意味では凄いと思うけどね。6セットもモーツァルト交響曲全集持っておるのに1セットも全部聴いたのがないなんてのは我ながら情けないと思ったので、ピノック指揮の全集を昨日から聴き始めているのです。ピノック盤は11枚組の全集です。CD1は今年2月ごろに私が通院したり入院したりしているあの病院のOT( 作業療法)の時に全部聴きました。CD2を昨日聴き、CD3を今日聴きました。まぁ、とにかくつまらない。CD一枚最後まで聴きとおすのが苦痛でさえありました。たしかに10歳になるかならないかという子供がこれだけの曲を書いたというのはすごいことです。あたしでもそれは認めます。でも王様や貴族様のパーティのBGM、それ以上でもそれ以下でもない曲がほとんどだなぁというのが率直な感想です。モーツァルト信者にははっきり言ってキチガイがたまにいます。どの作曲家の信者にも例えばベートーヴェン信者にもワーグナー信者にもブルックナー信者にも「オレが信奉している作曲家様以外の奴が作った曲は音楽ではない!」みたいな視野が狭い独善的なタイプの人をしばしば見かけます。しかしモーツァルト狂信者のキチガイぶりは常軌を逸したものがあると思うのはおいらだけでしょうか。レコード芸術という雑誌があります。中学高校時代に購読していました。今思うとよくあんなクソ雑誌を高い金出して購読していたものだとしか言いようがないのですが、忘れもしない中学2年の時のことです。西村某という作曲家がブラームスの交響曲第2番を持ち上げた文章を同誌に掲載し、「ブラームスの交響曲の緻密さと比べるとモーツァルトの交響曲なんて素朴なもんだ」という主旨のことを書いたのですね。こんな無神経な文章を平気で書く西村某も馬鹿だなあと私は思うのですが、上には上がいるものです。馬鹿の上にはもっと馬鹿がいるものなのですね。この雑誌の次の号の投書欄で「怒りのモーツァルティアン」というペンネームの正真正銘のキチガイが西村氏に噛みついてきた。西村氏はブルックナーがかなり好きらしいのですが、このキチガイは、「私はブルックナーなんか心底嫌いである。あの長いだけの垂れ流し音楽には到底ついていけない。私にとってはマーラーだって似たようなもん。ワーグナーにいたってはもう言わずもがなだ」とのたまっておられました。さらにはジュピターの終楽章の偉大さを滔々と語り、「ベートーヴェンやブラームスごときの及ぶところではない…」ですって。私はモーツァルトの初期交響曲と最近~直木賞受賞後と考えてください~の村山由佳さんの作品のつまらなさは何なんだと思っておりますが、これは私個人の見解です。他人様に押し付けるつもりはありません。まったくありません。それやるとこの「怒りのモーツァルティアン」なるキチガイと同レベルの人間になっちまうからです。しっかしアンタがブルックナー、マーラー、ワーグナーが嫌いなのはよーく分ったけどさーどうしてここまでこれらの作曲家が好きな人の神経を逆なでするような文章を平気で書けるのかね?こういう人が権力を握るとヒトラーや毛沢東や北の将軍様みたいなことをいの一番におっぱじめるのでしょうなあ。あーあ怖い。閑話休題。誤解を避けるために書いときますけど、私は決してアンチ・モーツァルトじゃありません。円熟期の曲にはそれこそもう結婚を前提にお付き合いしたいほど好きな曲なんていくらでもあります(笑)。それとアメリカかどこかの音楽学者で25番小ト短調以前のモーツァルトの交響曲は習作でしかないとのたまっている御仁がおられるそうですが、脳みそパーなんでねーのと思っています。14番あたりからモーツァルトの交響曲は格段に見違えるように素晴らしくなるというのが個人的な見解です。それ以前の交響曲は「オレはモーツァルトさまの交響曲を全部聴いたんだド!!」という達成感が欲しい方以外にはあまりお勧めできません。でも14番第1楽章のイントロなんて最高じゃないですか。18番の第1楽章の出だしだってダンサブルで優雅で素敵ですし。第20番第1楽章なんか本当にオリエント急行か何かに乗って車内でいいもの飲み食いしてどんちゃん騒ぎしているような快活な楽しさ。あたしゃこんな下品なたとえしか思いつきませんが…作家で詩人のエドゥアルド・メーリケみたいな天才だったら「黄金の快活」なんて名句をその場でひねり出すのでしょうがね。21番もいいしなぁ。25番以前は習作でしかないって…オイオイきちんと聴いて論文書いてんのかよってな感じです。でもモーツァルトの音楽ならなんでも素晴らしいという方もおられるし、そういう人の嗜好を否定するつもりはあたしには毛頭ありません。逆に彼の曲は何を聴いても同じに聴こえるから嫌いという人もおられます。どこかの国の元総理ではありませんが、人生いろいろ、芸術に対する接し方もいろいろです。今記事で引き合いに出した「怒りのモーツァルティアン」氏のような矯正不可能なクズは別ですがね。

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