デンオンの録音とベルリオーズあれこれ

前の記事でも書きましたが、デンオンにインバルがフランクフルト放送響を指揮して録音したマーラー、ベルリオーズ、ラヴェルのCDは巷では名録音と言われています。私が中学生だったころからクラシック音楽雑誌でもオーディオ雑誌でも絶賛されていました。インバルがデンオンに録音したマーラー、ベルリオーズ、ラヴェルを皆もっていますが、音質に関しては「そんなにいいか?」というのが正直な感想です。蒸留水みたいな薄っぺらでさらさらした味も素っ気もない音だと思うのですがね。インバルは読売日本交響楽団を指揮してマーラーの交響曲を再録音中ですが、これはオクタヴィアレーベルです。オクタヴィアならデンオンよりはいいのではないかと思います。インバルが80年代に録音したCDならテルデックから今も出ているブルックナーの交響曲のほうがずっと実演のインバルの音に近いと思うのですね。仙台で12~13年前にインバル指揮のワーグナーとマーラーの実演を聴いたことがあるのですが、デンオンのCDを聴くとどうしても「実演じゃインバルはこんな音出さねーぞ」と思ってしまうのですね。もちろん私はデンオンの全てのCDの録音が音質最悪なんて世迷い事をほざいているわけではありません。名録音盤も沢山あります。でもインバルのCDは何故かみな音が薄っぺら…閑話休題。最近ベルリオーズにハマっています。昔は虫が好かない作曲家の最右翼だったのですが。好きな女優さんにストーカーするわ、その女優さんを交響曲の中で魔女にしちまうわ、とにかくしょうがない人だなーと思っていました。作品以前に人間が好きになれなかったのですね。でもよく考えてみればワーグナーだって物凄く嫌な奴です。太宰治だって作品は凄いと思いますが、友達にはなりたいと思いません。ワーグナーは昔から好きなのに、ベルリオーズを偏見を持たずに鑑賞できるようになったのは比較的最近のことなのではないかと思います。それにしてもデンオンのインバル指揮ベルリオーズ作品集、音が最悪です。ロメオとジュリエットや幻想交響曲やイタリアのハロルドなんて私の安物プレーヤーじゃ聴けたものじゃありません。60年代のデッカやフィリップスの録音のほうが80年代のデンオンのインバルのCDよりもいい音に録れていると思います。あの音じゃとにかくインバルが可哀想すぎると思ってしまいます。ベルリオーズについてはこれからも書いていくつもりです。

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この記事へのコメント

満照素運
2013年08月02日 12:29
まあ…作曲家も、演奏家も、この業界は「大変な人」ばかりですものねw
越後のオックス
2013年08月02日 17:16
満照素運さん、毎度です。ワーグナーもベルリオーズも太宰治も友達にはなりたくない人ですね。○レン○○ムは、クレーメルの奥さんを奪ってしまったそうですし、確かに演奏家も作曲家も大変な方ばかりですね…

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